【MALDI-TOF MS / flexシリーズ】
幅広い種類のサンプルや広い質量範囲に対応できる特長を生かし、合成高分子分析にも多用されるタイプの質量分析装置です。例えば合成高分子のユニット判別、末端基解析、平均分子量算出を行うことで、品質管理や合成確認、他社品解析や故障解析にも使用されます。
◇microflex/smartmaX：小型なベンチトップタイプ。合成確認等の簡易なアプリケーションに最適です。
◇autoflex maXシリーズ：多くのアプリケーションに必要十分な性能を有し、最も広く普及しているモデルです。MS/MS測定を行うためのTOF/TOFタイプも選択可能です。
◇ultrafleXtreme：材料・合成高分子分析を含めた様々なアプリケーションで、質量分解能や感度等において高い性能を誇るTOF/TOFタイプの上位機種。
◇rapiflexシリーズ：ultrafleXtreme以上の高い性能に加え10kHz Smartbeam 3Dレーザーによる高速測定が可能な最上位機種。
【ESI-tims-TOF MS / timsTOFシリーズ】
trapped ion mobility（tims）機構を有し、サンプル分子イオンの衝突断面積に基づく分離を行うことで、質量のみでは区別のつかない構造異性体の区別をも高い分解能で可能とする質量分析装置です。LC-MSとしての使用にも適しており、合成高分子材料に使用される添加剤等の分析にも有効です。
◇timsTOF：本シリーズの基本モデル。
◇timsTOF Pro2：tims機構に改良を加え高速なMS/MS測定が可能なモデル。
◇timsTOF flex：timsTOF Pro2にMALDIイオン源を追加搭載したモデル。必要に応じてESIと切り替えて、合成高分子分析に特に有効なMALDIでサンプルをイオン化し、さらにtimsによって分離・質量分析することが可能です。
◇timsTOF flex MALDI2：timsTOF flexにポストイオン化レーザーを追加することで最大2～3桁の感度向上を達成したモデルです。
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材料分析に携わる方々向けにMALDIと高機能ESI-TOF質量分析装置を用いたソリューションについてご紹介します。
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